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投稿日:2024.04.01

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特色印刷の特徴や使い方、CMYKとの違い【名刺や包装紙を金、蛍光色で印刷】

業務ペーパーは紙の販売だけでなく、紙材への印刷や特殊加工も取り扱っております。
今回はそのうちのひとつ特色印刷について特徴や使い方などをくわしくご紹介します。

一般的なカラー印刷とは一味違った色合いを表現できる特色印刷。
フルカラーの印刷物の制作をご検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

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特色印刷とは?

特色印刷

包装紙への特色印刷

 

特色印刷は、特色インキを使って印刷する方法を指します。
これによって、通常のカラー印刷よりも鮮やかな色味を表現することができます。特に、ビビットカラーやパステルカラーが得意で、美しく高級感のある印刷物に仕上がります。

特色印刷は何千色とある特色インキの中から、1色を選んで印刷を行います。
オレンジ色ならオレンジ色のインキ、水色なら水色のインキと、インキの色をそのまま使って印刷を行うため、くすみやざらつきのない理想的な色合いを表現できます。

特色印刷の手法は一般的な印刷の「プロセスカラー」に対して「スポットカラー」と呼ばれることもあります。

 

一般的なカラー印刷と特色印刷の違い

一般的なカラー印刷には4色のインキが使われています。

CMYK
C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色をドット状に印刷し、掛け合わせることによってさまざまな色合いを表現します。

このような手法はプロセスカラーとも呼ばれています。豊富なカラーを表現できる一方で、その性質上、どうしても色味にくすみやざらつきがでてしまう点が弱みと言えます。そのため、くすみを想定したデータ作成や色調整が必要になります。

 

特色印刷の特徴、メリット

通常の印刷に比べて鮮やかな色味を表現できる特色印刷ですが、他にも特色印刷ならではの特徴があります。

「金、銀、パール、蛍光色」CMYKでは難しい色が印刷できる

CMYKの掛け合わせでは表現できないカラーを印刷できる点が、特色印刷の最大の強みです。

たとえば金、銀、パール、蛍光色などは、特色印刷でしか再現できないカラーの代表例です。
こういった特殊なカラーはデザインの幅を格段に広げ、インパクトのある印刷物を作ることができるでしょう。

 

文字やロゴをくっきりと表現できる

カラー印刷は細かいドットを重ね合わせて印刷するため、文字や線がわずかにぼやけてしまう特性があります。

一方、特色印刷にはそのような性質がなく、線の表現がとてもシャープになります。
ブランド名や企業ロゴなど印刷物の一部を際立たせたいデザインなどにおすすめです。

 

「単色刷り」「二色刷り」で印刷費を抑えられる

特色印刷は一般的なカラー印刷に比べて値段が高くなりがちな点は特色印刷のデメリットといえますが、コストを抑えられる方法もあります。

単色刷りや二色刷りなど、少ない色数のデザインを印刷するケースです。CMYKで印刷するよりもインキの数が少ない分、コストを抑えることができるのです。

反対に、写真やイラストなどたくさんの色が必要となる印刷物には、特色印刷よりカラー印刷の方が向いていることになります。

 

特色印刷が使われる印刷物

特色印刷が使われている代表的な印刷物を3つあげてみましょう。

名刺

名刺は特色印刷が使われやすい印刷物のひとつです。

企業ロゴや名前の線がくっきりとシャープに表現され、高級感のある印象になります。

上質紙ベースの紙も良いですが、ファインペーパー(ヴァンヌーボやアラベールなど)の特殊紙に特色印刷で作った名刺は一層高級感が増し、企業イメージ向上や第一印象が大切な名刺の効果をさらに高めます。

 

DM、封筒、コーポレートカラー

企業案内やDM、封筒などのビジネス関連の印刷物に特色印刷がよく使われます。

これらの印刷物では企業ロゴなど一部を特色印刷で際立たせる他に、コーポレートカラーを特色印刷で印刷したものが多くあります。

コーポレートカラーとは、企業や組織のシンボルとなるカラーのことを指します。

「あのコンビニといえばあの色」といったように、特定のカラーが企業イメージと結びついている例は珍しくありません。

ブランドイメージを重視する企業がコーポレートカラーを特色インキで表現している場合が多くあります。

DMや封筒、ポスター、紙袋、パッケージに印刷するコーポレートカラーを鮮やかに、かつ媒体問わず安定して表現できる特色印刷は企業イメージの統一と認知を保つのに役立ってくれます。

 

包装紙

包装紙は特色印刷がよく使われています。

特色印刷の包装紙は、模様やパターンが鮮やかに上品に表現され、大切な贈り物や特別なイベントに華を添えます。

包装紙はあまりごちゃごちゃした色合いのデザインは好まれないため、コストカットが可能な色数を抑えた特色印刷との相性も良いです。

カラーの包装紙印刷はコストがかかることも多く、純白ロール+特色印刷といった組み合わせの方が安く印刷できるケースも珍しくありません。

包装紙印刷をご検討の際は、特色印刷を候補にあげてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

「希望の色を特色インキを使ってそのまま印刷する」という、とてもシンプルな印刷手法の特色印刷ですが、実際にカラー印刷と比べてみると大きな違いが出ることも多いです。

特に、ビビットカラーやパステルカラーは、CMYKでの印刷と比べると明確な違いを感じていただけると思います。

少ない色数の印刷物やデザインの一部を強調する印刷物には、単色や二色刷りの特色印刷がおすすめです。

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