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投稿日:2021.12.05

坪量、連量、紙厚の違い【紙の厚さの単位、表記をわかりやすく解説】

紙の購入にあたって、気になるポイントの一つに「紙の厚さ」が挙げられます。

紙の厚さを表す場合、紙業界では「坪量」「連量」「紙厚」などといった、日常生活では耳慣れない言葉を使って表現します。これらの言葉は混同しやすく、表記の方法も独特なため、慣れないうちは具体的な紙の厚さをイメージしづらいかと思います。

この記事では、紙の厚さの表記方法、特に、混乱しやすい「坪量」と「連量」の違いについて解説させていただきます。

 

一目瞭然!わかりやすい「紙厚」

上述したとおり、紙の厚さの表し方は「坪量」「連量」「紙厚」の3つが存在します。この中でも最もわかりやすく、具体的にイメージしやすいのが「紙厚」です。

「紙厚」が表すのは読んで字のごとく、一枚一枚の紙の厚さです。

「紙厚 0.1mm」であれば、その紙素材一枚の厚みが0.1mmである、ということです。「紙厚」という言葉を使わずに、「厚さ」「紙一枚の厚さ」と表記されている紙通販サイトもあります。

紙は非常に薄いものなので、mmの代わりに「μm(マイクロメートル)」という単位が使われることもあります。1μmは1mmの1000分の1の長さです。すなわち、0.1mmをμmであらわす場合100μmという表記になります。

 

厚さが知りたいのに「g」?「坪量」のあらわす意味とは

紙厚表記はわかりやすいですが、紙通販サイトなどでよく見かけるのはむしろ「坪量」や「連量」といった表記法です。

坪量は例えば、「50g/㎡」というように表記されます。

紙の厚さを知りたいのにどうしてg(グラム)?㎡(平方メートル)??

混乱してしまいそうですが、「坪量」という言葉が何を意味するか、しっかりおさえておけばそう難しいものではありません。

坪量とはすなわち、紙一枚を一定面積に広げた場合、どれほどの重量があるかを表した言葉です。

先程の例をひきますと、坪量が50g/㎡の場合、1m四方の正方形型(1㎡)にその紙を広げた場合、50gの重さがあるということです。当然、同じ種類の紙ならば厚みがあるものほど重くなるので、「坪量 50g/㎡」の商品と「坪量 70g/㎡」の商品を比較した場合、前者に比べて後者の方が厚みがある、ということになります。

かならずしも坪量は1m四方の重みを表記せねばならないという決まりはありませんが、普通は1㎡あたりのグラム数であらわします。ゆえに、坪量のことを「メートル坪量」「米坪量」「米坪」などと表記する場合もあります。

 

意味がわかれば簡単!「連量」が表す紙の厚さ

続いては「連量」です。「R」と表記する紙通販サイトもあります。

連量もまた、紙の厚さを表すにも関わらず、重さの単位で表記されている不思議なものです。しかし、意味さえおさえておけば何も難しいことはありません。

連量とはすなわち、その紙を仕上がり時の寸法で、1000枚重ねた時の重さのことを言います。

連量が100kgならば、その紙を1000枚重ねるとそれだけの重さがあるということを意味します。つまり、同じ種類の紙素材を比較した場合、連量が重ければ重いほど、その商品には厚みがあるということです。

連量を見て紙の厚さを比較する場合、注意しなければならないのは、同じ種類の紙でも寸法は揃っているか、ということです。

例えば、同じ種類で連量も同じ2種類の紙があったとします。しかし、片方がB5サイズ、片方がA4サイズ製品を基準に連量を表記している場合、一枚一枚の大きさはB5の方が小さいわけですから、A4よりも厚みがある、ということになります。

ややこしくなるので、連量をもとにして紙の厚さを知りたい場合は、比較対象が同じ寸法の紙を基準にしているかどうかを注意して確認しましょう。

 

業務ペーパーの紙の厚さを「連量」表記で統一しています

業務ペーパーでは、混同を避けるため、すべての紙商品を788/1091のサイズ基準に統一して、連量を表記しております。

もちろん、連量や坪量といった表記でなく、実際の紙製品を手にとって厚みを確かめたい、というご要望も大歓迎です。

紙製品の厚さについて、ご要望やご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせからご連絡ください。

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