不織布のメリットとデメリット

不織布（MBSテック）

「不織布」は使い捨てマスクでお馴染みの素材です。
他にもラッピングシートやランチマット、業務用フィルターなど不織布はさまざまなシーンで使われています。

便利な不織布ですが、決して万能というわけではありません。
不向きな用途や取り扱う注意点をしっかり抑えておかないと思わぬトラブルを招いてしまうことも。

この記事では不織布のメリットとデメリットを特徴や適した利用方法と合わせてくわしく解説しています。ぜひ最後までご覧ください。

不織布の商品一覧｜業務ペーパー
全国送料無料！オーダーカットは1mm単位で指定できます

不織布のメリット

不織布は、原料となる繊維を織らずに、絡ませたり熱で結合させたりして作る素材です。

「織る」という手間のかかる工程を省ける不織布は、一般的な布製品と比べると安価に大量生産できるメリットを持っています。

また、繊維が複雑に絡み合うことで表面に多くの隙間（孔）が生まれます。
この隙間が通気性や吸水性を高め、マスクをはじめとした多様な用途に適した特徴になっています。

不織布は他にも、次のようなメリットがあります。

• 軽くて扱いやすい
• 柔らかくて肌触りが良い
• 裁断時にほつれができない
• 使い捨てができる、衛生的
• 加工がしやすく、厚みや密度を調整できる
• 繊維の種類や製法によって抗菌や帯電防止の機能を付加できる

不織布とは？特徴や種類、ゴミの分別まで徹底解説

不織布の代表的な用途

不織布ならではの強みを最大限活かした用途をいくつかご紹介します。

使い捨ての衛生用品

不織布の「安価、軽量、優れた通気性、肌触りの良さ」といった強みは、使い捨ての衛生用品に最適です。使い捨てマスクが代表的な例ですね。

• マスク
• おむつ
• ウェットティッシュ
• ガーゼ
• 医療用品(ヘアキャップ、ガウン、手袋等)
• ベットシーツ
• 枕カバー

不織布を加工した衛生用品は他にもたくさんあります。日常的に目にする機会の多い用途です。

エコバッグ

エコバッグに不織布が用いられています。
近年は需要が高まり、イベントや販促など無料で配布するグッズにエコバッグが採用されるケースが増えました。

安価に生産できて、それなりに丈夫。印刷もできる不織布のエコバッグはノベルティとの相性が抜群です。
似た用途に不織布を使った巾着袋、靴やカバンの保管袋などがあります。

農業用シート

農作物にかけるネット、カバーの素材に不織布は定番です。

陽の光を取り込みつつ大切な作物を害虫や霜から守ります。不織布の高い通気性、保湿性をいかした用途といえるでしょう。

軽くて扱いやすいから設置作業も簡単。汚れたり破れたりしても低コストで交換できる点も魅力です。

フィルター

空気清浄機や換気扇、エアコン、掃除機のフィルターにも不織布が使われています。

不織布の細かい孔が、空気は通し、微粒子やホコリはしっかりキャッチします。

ろ過精度を高めたり、微細な粒子を捕集できる静電フィルターの機能を追加するなどの加工もできます。

不織布のデメリット

不織布は衛生目的の使い捨てや短期で使い回す用途に適していますが、長期の使用や過酷な条件下での使用には適していません。

長期間の使用や耐久性が求められる用途には、布や合成繊維、合成樹脂などを素材した製品を使うと良いでしょう。

強度

不織布のデメリットに第一にあげられるのが強度です。

織る工程を挟まず、素材をランダムに絡み合わせて作る不織布は引っ張りや繰り返しの負荷に弱く、裂け、摩耗による損傷がおこりやすいです。

経年劣化

不織布のエコバッグのような、それなりに長く使える用途でも交換が必要になります。

例えば、ずっと同じエコバッグを使っていて、移動中に破れてしまってエコバッグの中のものが全部落としてしまうことも起こり得ます。

不織布は洗濯すると繊維が劣化し破れやすくなる点にも注意しましょう。

毛羽立ち、ホコリ

不織布は毛羽立ちやすく、ホコリがつきやすい素材です。

不織布の通気性と適度な透け感は、オシャレなアイテムの素材として人気があり、洋服カバーや小物の包装に採用されていますが、毛羽立ちやすさ、ホコリのつきやすさを考慮して、高級ブランドや食品の包材には使われてないことがあります。

業務ペーパーでも不織布を取り扱っています。
包装材、カバン、ゼッケン、カレンダー、ランチョンマットなどノベルティ、日用品、工業用途、衛生用品など多くの企業様や団体様に納品しています。

印刷やオーダーカットの加工にも対応しております。不織布のご入用の際はお気軽にお問い合わせください。

不織布の商品一覧｜業務ペーパー