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投稿日:2025.12.10

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レーザープリンター用紙とは?インクジェット紙との違い、光沢や厚手など写真印刷におすすめは?

「レーザープリンターで綺麗にフルカラー印刷したい!」

そんな時にレーザープリンター用紙が活躍します。
レーザープリンターに適した用紙を使うと、コピー用紙とは比べ物にならない美しい印刷になります。写真やイラストはもちろん、パンフレットや取引先にお渡しする資料の印刷にもおすすめです。

この記事では、レーザープリンター用紙についておすすめの種類、間違いやすいインクジェット用紙との違いなどを解説します。

レーザープリンター用紙とは?

 

レーザープリンター用紙とは、レーザー式印刷の専用紙です。

レーザープリンターは、トナーと呼ばれる粉末を熱で紙に定着させて印刷するため、専用紙には耐熱性やトナーの乗りやすさが求められます。

 

レーザープリンターで綺麗に印刷できる仕組み

コピー用紙にレーザープリンターでカラー印刷すると、色がくすんで安っぽくなってしまいます。これは、コピー用紙の表面にザラつきがあり、トナーが均一に乗りにくいためです。

トナーの乗りにバラつきがあると、発色が沈んだ印象になり、全体的にぼやけた仕上がりになってしまいます。

その点、レーザープリンター用紙は表面がなめらかになるよう処理されており、トナーを均一に定着できます。文字はくっきりと、カラー印刷も鮮やかに表現されます。

コピー用紙が苦手とする、写真やデザイン性の高い印刷物も得意です。
高級感のある、見栄えの良い仕上がりを手軽に印刷するなら、専用のレーザープリンター用紙をおすすめします。

 

レーザープリンター用紙の種類

レーザープリンター用紙は、用途や仕上がりイメージによって選びましょう。

 

レーザープリンター用光沢紙

表面にツヤのあるレーザープリンター用の光沢紙です。

表面加工によってカラー印刷の発色を鮮やかで美しい仕上がりに表現できます。写真やイラストの印刷や、ビジュアルを重視するチラシや販促物に最適です。

一方で、「光の反射で細かい文字が読みづらい場合もあり、文字が多い印刷物ならレーザープリンター用マット紙など、他の紙を検討しましょう。

 

レーザープリンター用フォト光沢紙

一般的な光沢紙よりも、さらに高いツヤ感と平滑性があるフォト光沢紙。光沢紙以上に鮮やかに色彩を表現する紙で、文字通り「写真印刷に特化した紙」です。

家庭用、業務用を問わず、レーザープリンターで写真印刷の専門店に近い仕上がりで印刷したい場合に適しています。

 

レーザープリンター用セミ光沢紙

表面の光沢をやや抑えたセミ光沢のレーザープリンター用紙で、発色と見やすさのバランスが取れています。

強い反射が無く、チラシやカタログ、パンフレットなど幅広い用途に使いやすく、ビジネス用途にも向いています。
カラーをきれいに印刷しつつ、落ち着いた印象に仕上げたい印刷物におすすめです。

 

レーザープリンター用マット紙

ツヤを抑えたマットな質感が特徴のレーザープリンター用紙です。

マット紙は反射が少なく、文字が読みやすいため、資料や文書など文字の多い印刷物に適しています。

色味の鮮やかさは他に紹介している紙に一歩劣りますが、コピー用紙にカラー印刷したような安っぽさが無く、落ち着いたナチュラルな仕上がりは高級感があります。

正確な情報伝達や上品な仕上がりで印刷したいときに選んでみましょう。

 

レーザープリンター用ラベルシール紙

裏面が粘着加工された、レーザープリンター対応のシール用紙です。

商品ラベルや管理用シール、宛名ラベルなどの用途に使われます。光沢タイプはフルカラーで視認性の高いラベルを作成できます。

レーザープリンターに対応していないシール用紙は、糊が溶けて故障の原因になります。必ずレーザープリンター専用のシール紙を使用しましょう。

 

厚口レーザープリンター用紙

通常のレーザープリンター用紙よりもかなり厚手の用紙です。

名刺、表紙、案内カードなど高級感や耐久性を求める印刷物に向いています。カラー印刷がしっかり鮮やかに仕上がり、デザイン性の高い印刷物とも相性抜群です。

しかし、レーザープリンターごとに対応できる紙厚は異なります。使用前にメーカーの推奨条件を確認しましょう。

 

レーザープリンター紙とインクジェット紙の違い

インクジェットプリンターにも専用紙があり、「インクジェット紙」として販売されています。

今回ご紹介した光沢紙やマット紙は、インクジェット用もレーザープリンター用もあります。しかし、インクジェット用とレーザープリンター用では、同じ用途でも紙の表面構造がまったく異なります。

例えば、インクジェット用光沢紙は、液体インクを素早く吸収・固定するインク受理層を持ち、発色の良さと速乾性を実現しています。

一方、レーザープリンター用光沢紙は、トナーを紙の表面に乗せ、熱で溶かして定着させる構造になっています。

 

インクジェット用紙をレーザープリンターで使うとどうなる?

インクジェット用紙をレーザープリンターで使うのは避けてください。

なぜなら、紙の表面構造が異なるためトナーがうまく定着せず、綺麗に発色しないからです。発色だけでなく、高温で紙表面のコーティングが溶け、プリンター内部の故障原因になります。

 

レーザープリンター用紙をインクジェットプリンターで使うとどうなる?

レーザープリンター用紙をインクジェットプリンターで使うのも避けましょう。

レーザープリンター用紙の表面加工がインクジェットプリンターの液体インクの吸収を妨げ、発色の悪化やムラ、かすれなどの印刷トラブルがおこりやすくなるためです。

きれいな印刷には、プリンターと用途に合った専用紙を選ぶことが大切です。

 

「兼用紙」とは?

インクジェットプリンターとレーザープリンター、どちらの印刷にも使える「兼用紙」があります。

兼用紙は、表面に適度なインク吸収性と、トナーを定着させるための耐熱性が備えられている印刷紙です。
非塗工紙で、レーザープリンターの熱で表面コーティングが溶ける心配もありません。

専用紙と比べると発色はやや控えめですが、鮮やかさを重視しない文書や資料であれば、カラー印刷にも十分対応できます。

インクジェットプリンターとレーザープリンターの両方を使用するなら、兼用紙を常備しておくと、いざという時に重宝します。

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