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投稿日:2025.05.10

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ケント紙の裏表の見分け方、画用紙との違い

製図やイラスト制作でおなじみのケント紙は、精緻な線の描画や消しゴムをかけた時の毛羽立ちにくさなどが特徴で、仕事から趣味まで幅広く使われている頼もしい紙です。

そんなケント紙には表と裏があります。
使い慣れないうちは、どっちに描けば良いの迷ってしまうことも少なくないのではないでしょうか?

この記事では、ケント紙の裏表の見分け方や両面それぞれの質感、混同されやすい画用紙との違いなどを解説します。

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ケント紙の表面、裏面の違いと質感

 

ケント紙は表と裏に明確な違いがあります。

つるつる、さらさらしている方が表面、若干のざらつきが感じられる方が裏面です。

なぜ、つるつるした面が表なのかというと、ケント紙が元々は製図用紙として開発された紙だからです。細かい線や、きりっとした分かりやすい線を引くのに向いている凹凸の少ない紙面は、製図にとても適しています。

製図以外にも、ケント紙はリアルタッチのペン画や鉛筆画、レタリング、デザイン画などに使われています。

もちろん、裏面に描くこともできます。
裏面にも筆記性はしっかりあるので、用途や好みによってあえて裏面を使うのもアリですね。

 

ケント紙の裏表の見分け方

ケント紙の裏表を「触ったらすぐに分かる」という意見がある一方、「全く分からない」という声も聞かれます。

「人によって違う」といってしまえばそれまでですが、製紙メーカーや銘柄による違いということもあるでしょう。

もし、ケント紙の裏表が分かりにくいようでしたら、次のような方法を試してみましょう。

  • 光に透かして見る
    凹凸の少ない面が表。紙面の凹凸が分かりやすくなる。
  • 紙の縁(断面)を見る、触れる
    縁が下向きに丸くなっている面が表。紙の断裁時に表面から裏面へ刃が通るので、裏面側へ縁がわずかに下がっていることがある。

 

ケント紙と画用紙の表裏の違い、見分け方

ケント紙と混同されやすいのが画用紙です。

「画用紙」とは、絵を描く紙全般をあらわす大分類のようなもので、ケント紙も画用紙の一つなのですが、市販されている「画用紙」「ケント紙」には違いがあります。

 

画用紙の表裏の違い、見分け方

画用紙の裏表は、ざらざらしている方が表面、少しつるつるしている方が裏面になります。ケント紙と逆ですね。

表のざらざら面は、凹んだところに鉛筆の粉や絵の具がたまりやすく、ぼかしや引き伸ばしを綺麗に表現できます。描画と相性の良い、ざらざら面が表となっています。

画用紙の表裏の違いは、ケント紙以上に分かりにくいことがほとんどです。

市販の画用紙は、表裏の向きが揃え入っているので、一度さわって分かりにくいようなら、使う分だけ袋から出し、他は入れたままにしておくのがおすすめです。

一旦袋から出して、表面にマークを付けておく方法もあります。

 

ケント紙と画用紙を見分けるには?

画用紙とケント紙とでは、ケント紙の方が平滑な面の手触りがつるつるしていることが多いです。

白色度も、ケント紙の方が画用紙よりも高いとされています。
並べてみると、画用紙にはクリームがかった色味が感じられるかと思います。

ケント紙は細かい線を書き込みやすく、紙面が強いためゴム掛けをしても紙が荒れにくい反面、水分を吸い取りにくいためにじみやぼかしを多用する水彩画には不向きとされています。

にじみやぼかしを使った表現はケント紙よりも画用紙の方が向いているでしょう。

紙はそれぞれが違った特徴があり一長一短です。
描きたい絵のイメージや表現方法に適した紙を選びたいですね。

 


ケント紙、画用紙を問わず、「最近の紙は昔の紙より裏表が分かりにくい」といわれます。

画用紙の種類も増え、製紙技術が向上した今、ちょっと触ってみただけでは表裏の区別がつかない紙もたしかに増えました。
そうした紙の表裏を見分ける際に、今回ご紹介したような方法が役立てば幸いです。

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