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投稿日:2025.12.05

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インクジェット紙とは?光沢紙、普通紙、コピー用紙との違い、種類や選び方

「自宅のプリンターで印刷したら、インクがベタベタににじんでうまく印刷できなかった…」
そんな経験はありませんか?

家庭用プリンターはオフィスやコンビニに設置しているプリンターとは仕組みが違うため、綺麗に印刷するには専用の用紙が必要です。

この記事では家庭用プリンターでの印刷に対応した専用紙「インクジェット紙」について種類や、選び方などをお伝えします。紙選びの参考にご活用ください。

インクジェット紙の商品一覧|業務ペーパー

インクジェット紙とは?

 

インクジェット紙とは、インクジェットプリンターでの印刷に適した専用紙のことです。

家庭用プリンターの多くはインクジェット方式で、微細なインクの粒を紙に吹き付けて印刷します。
しかし、一般的なコピー用紙ではインクをうまく受け止められず、にじみやムラが出てしまうことも少なくありません。

その点、表面にコーティング加工が施されているインクジェット紙は、インクが素早く定着し、発色よく印刷できるのです。
乾くのも早く、写真入りはがきや年賀状の印刷にも向いています。

オフィスやコンビニで使われているプリンターはレーザー方式のレーザープリンターです。最近では家庭用の小型レーザープリンターも販売されています。
内部が高温になるレーザー方式は、インクジェット紙で印刷すると表面塗工が溶け、故障の原因になる恐れがあります。

インクジェット紙は、事前にプリンターの種類や対応用紙を種類をしっかりと確認してから使いましょう。

インクジェット紙の商品一覧|業務ペーパー

 

インクジェット紙の種類

光沢紙(フォト光沢紙)

光沢紙(フォト光沢紙)は、最もオーソドックスなインクジェット紙です。
表面に強いツヤがあり、写真の発色がとても良好で再現性の高い印刷が特長です。

フルカラーの写真やポスターなど色鮮やかで高級感を重視する印刷に向いています。

 

高画質インクジェット専用紙

高画質インクジェット専用紙は、一般的な光沢紙よりも、さらに高画質な表現にこだわった紙です。「ファインアートペーパー」と呼ばれることもあります。

最新のインクジェット技術に合わせて設計されている高画質インクジェット専用紙の発色は、光沢紙よりもさらに鮮やかです。

また、普通の紙よりも保存性に優れる強みもあり、写真やイラスト、版画などアート作品を印刷するアーティストや写真家にはおなじみの紙となっています。

 

マット紙

マット紙は、表面の光沢を抑えた、落ち着いたしっとりした質感が特徴です。

発色は良好で上品な仕上がりで、ツヤ感が控えめで小さい文字でも反射せず読みやすいマット紙は、冊子の表紙や本文、資料、カタログのカラー印刷などに適しています。

 

普通紙(インクジェット対応コピー紙)

インクジェットに対応できるコピー用紙です。

一般的なコピー用紙のようににじむことはありませんが、発色は良くないので写真やイラストの印刷には不向きです。

一方で、価格が安く使いやすいメリットは大きく、文書や資料など文字や図表が中心の印刷に重宝されています。

 

インクジェット紙の選び方

片面?両面?

インクジェット紙には「片面印刷専用」と「両面印刷対応」の製品があります。

写真やイラストを一面に大きく片面印刷する場合は、片面タイプがおすすめです。

一方の両面タイプは資料や冊子、アルバムなどページものの印刷物に適していますが、しっかりした製品では片面タイプよりかなり割高になります。

 

塗工タイプ?非塗工タイプ?

インクジェット紙は表面をコーティングした製品とそうでない製品があります。

コーティングした塗工紙のインクジェット紙は、光沢感があり色ツヤがとても良い印刷が特徴です。写真やイラストなど高発色、高精細な印刷に適した紙です。

一方、コーティングしていない非塗工紙のインクジェット紙は文字中心の印刷物に適しています。
塗工紙のような発色ではありませんが、カラー印刷も可能で、鉛筆やボールペンの手書きにも対応できます。

カラー印刷に適した塗工紙と、汎用性の非塗工紙。印刷物の用途や求める印刷品質で使い分けるとよいでしょう。

 

インクジェット紙の厚みは?何mmがいい?

インクジェット紙に限ったことではありませんが、紙は用途に合った厚みを選ぶことが重要です。

例えば、資料やレポートなどの文書印刷には約0.08〜0.10mm程度が目安です。
一般的なコピー用紙と近い厚みで、給紙トラブルが起きにくいです。

写真やイラスト作品には0.20mm前後の厚みがおすすめです。
しっかりとしたコシがあり、薄い紙に比べて仕上がりに高級感が出やすくなります。

インクジェット紙がよく使われる用途ごとの厚みをまとめました。紙選びの参考にしてみてください。

 

文書印刷 0.08〜0.1mm
写真、イラスト 0.2mm前後
チラシ(カラー印刷) 0.12〜0.18mm
ポスター 0.2mm前後
はがき・ポストカード 0.22〜0.28mm
カタログ・冊子表紙 0.2〜0.3mm
名刺 0.2mm~0.24mmあたり

 

インクジェット紙の印刷Q&A

レーザープリンターにインクジェット紙は使える?

レーザープリンターでインクジェット紙を使うと表面塗工が溶け、機械の故障を招く可能性があるため使用はNGです。

しかし、非塗工タイプのインクジェット紙ならその限りではありません。

例えば、業務ペーパーで扱っておりますマシュマロcocはインクジェット印刷、レーザープリンター印刷、オフセット印刷に対応した非塗工紙です。

 

local_shipping  約2~3営業日で発送
仕上げ目:横目
全紙サイズ636 x 939mmから必要なサイズに断裁致します。
<ご注意>紙目を指定されないお客様は、短辺×長辺の入力を入れ替えて価格をご確認下さい
短辺636mm
長辺939mm
仕上げ目:横目
数量:
※1枚から指定可 ※表示されている数量はお買い得な既定数です。 数量をマイナスにされた場合一定数までは、元の規定数の価格より高くなる場合がございます。
短辺mm
88〜636mm
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※88 × 88mm未満の場合、お問い合わせください。
※1枚から指定可 ※表示されている数量はお買い得な既定数です。 数量をマイナスにされた場合一定数までは、元の規定数の価格より高くなる場合がございます。
2,904円(税込)

 

他のインクジェット紙でも、非塗工タイプなら熱で塗工が溶ける心配がないため、レーザープリンターにも対応できる紙があります。

対応の可否は、用紙のパッケージや製紙メーカーや紙専門サイトの商品ページで確認できます。

 

インクジェット紙が厚くてプリンターにうまくセットできない

インクジェット紙が厚すぎると、プリンターにうまくセットできないことがあります。事前にプリンターが対応できる紙厚を調べておきましょう。

参考までに、一般的な家庭用インクジェットプリンターが対応できる最大紙厚は0.3mmあたりとされています。
0.3mmを超える紙にきれいに印刷したい場合は、ネット印刷など印刷会社への依頼を検討することをおすすめします。

 

インクジェット紙で印刷後、乾いたら色が変わっている?

家庭用プリンターによく使われている「染料インク」は色が定着するまでに時間がかかります。そのため、印刷直後と乾いた後では色味が若干違って見えることがあります。

とは言え、普通に使う分にはほとんど気にならない程度です。

色調整をする工程が重要となる商業印刷などは、専用のICCプロファイルを用意したり、顔料インクのプリンターを使用するなどの対策がとられています。

 

インクジェット紙で印刷したら乾くまでの時間は?

染料インクのインクジェットプリントは、表面が乾くまでに約30分ほど時間がかかります。

インクがしっかり定着するまでにはさらに時間がかかります。フルカラーの色味を正確に確認したい場合は、半日から24時間ほど自然乾燥させるのがおすすめです。

乾燥は、重ね置きや熱風乾燥は避けましょう。
風通しのよい湿気の少ないところで、平置きでじっくりと乾かすのが綺麗に仕上げるポイントです。

 

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