【紙の穴あけ加工】間隔や直径、加工の特徴や紙製品について

穴あけ加工

穴あけ加工は、紙にパンチ穴をあける加工です。
穿孔機という機械であらかじめ紙に穴を空けた紙製品や、印刷物の加工オプションに穴あけ加工があります。

まとめてファイリングする書類の用紙を購入する際に、バインダーのリング穴に合った位置にパンチ穴のあいた用紙を選ぶことで、効率的な事務作業ができます。

穴あけ加工は、穿孔機という機械にセットされた筒状のドリルが高速回転をしながら一度に紙を貫通して穴あけを行います。

穴あけ加工のドリル

穴の直径

穴あけ加工の穴の大きさ、直径を指定して加工することができます。

3mm,4mm,5mm,6mm,7mm,8mmの直径があり、5mm,6mmが一般的によく使用されます。

2穴のピッチ（間隔）

通常2穴は、穴の中心から穴の中心までの長さ＝ピッチ、間隔が80mm(8cm)に決められています。
JIS規格の2穴バインダーはすべて80mmです。

2穴のピッチを変えたり、1穴、3穴にしたりと加工が可能です。

穴の数

ルーズリーフ等のA4縦サイズの（210mm × 297mm）長辺に30穴、B5縦（182mm×257mm）の長辺に26穴といったJIS規格のピッチ、数で穴あけができます。「ドンコ穴」といわれる規格です。

ドンコ穴

穴あけ加工された紙製品

業務ペーパーでは、4穴、6穴付きのミシン目入り用紙を取り扱っています。

また、事務機のパンチではあけられない厚紙に穴あけが可能です。

厚い紙（板紙）、ボール紙（約1.5mmまで）にも追加オプション加工が可能です。生地等のサンプル帳、台紙用等に穴あけ加工が使われています。

2穴加工の生地貼り台紙