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投稿日:2021.12.05

紙が劣化する原因|劣化を防ぐ保存方法、劣化しにくい紙3選

記録しておきたい情報を紙に記し、保存する。こういった私達が普段何気なくとっている行動は、人類の歩んできた歴史とともに長い時間をかけて発展し、習慣化されてきたものです。

今日、我々が使っているオーソドックスな西洋紙(パルプ紙)以前にも、和紙や羊皮紙、パピルス紙などといった様々な形態をとりながら、紙は後世の人々にとっての貴重な情報源として活用されてきました。

ものによっては1000年以上の長きに渡って形状を保つこともできる丈夫な紙素材ですが、一方で環境次第で非常に劣化しやすいという特徴も持っています。そのため、紙を綺麗なまま長く残しておきたい場合は注意が必要です。

この記事では、紙が劣化しやすい理由とその対策、劣化しづらい紙素材の選び方についてご紹介します。

水と熱は紙の天敵

今日の日本で、私達にとって最も身近な紙である西洋紙は、丁寧に保存すれば100年以上の長きに渡ってその形状を保つことができると言われています。楮(こうぞ)などを原料とする伝統的なスタイルの和紙ならば、その保存性はさらに高く、なんと1000年もの長い年月に渡って情報を保存することができると言われています。

そんな紙ですが、上述の通り、環境次第で非常に劣化がしやすいという弱点も持っています。

紙の天敵として真っ先に思い浮かぶのは、やはり「水」です。本や資料を雨などで濡らしてしまったり、誤って飲み物をかけて台無しにしてしまったりという経験は、誰にでもあることでしょう。

さらに、そういった直接的な水による損傷ばかりではなく、例えば湿気の高い空間に紙の資料を長時間保存していたりすると、表面が波打ったようにクタクタになり状態は著しく悪化してしまいます。

また、紙は水だけではなく、熱や乾燥にも非常に弱いものです。

火で燃えやすいことは当然ですが、そこまでの高温に至らずとも、例えば日光のよくあたる場所に長時間放置していたりすると表面が茶色くなり「ヤケ」と呼ばれる劣化状態に陥ります。また、普通に比べて過度に乾燥した部屋や暑すぎる部屋に保存した場合も、紙面がカピカピになったり、反り返ったりしてしまいます。

紙の劣化のカギは「紙自体が含む水分量」にあり!

なぜ紙がこれほどナイーブな存在なのかというと、その理由は意外にも紙自体が含む水分量にあります。

そもそも紙は、製造の過程において大量の水が使われます。一般的なパルプ紙の場合、紙を1トン(1000キログラム)製造するのに、なんと17000ガロン(約64000リットル)もの膨大な量の水が使われているのです。

紙の原料となる「パルプ」は紙とは似ても似つかない、木の削りカスのような形をしています。このパルプを細かく砕いて水で溶かし、霧状にしたものを製紙機器のワイヤーに流していくという過程を経て紙は作られます。この作業のことを私達は「抄紙」と呼んでいます。

抄紙には、紙をワイヤーの上に流していくだけでなく、ロールに挟んで水分を搾ったり、乾かしたりといった工程も含まれているのですが、完全に抄紙が終わった後の紙にも若干の水分は残っています。私達が普段使っている一般的なパルプ紙は、だいたい7%程度の水分を含んでいると言われています。

紙の波打ち、反り返り(カール)の原因となるのはこんな部屋

7%程度の水分量を含んだ紙は、例えるならば半乾きのタオルのようなものです。湿度の高い部屋だと、吸収性の高さゆえに空気中の水分を過度に吸い込んでしまい、クタッとした波打ち状態を、過度に乾燥した部屋だと、含有する水分が外に出ていってしまい紙面が反り返るカール状態を引き起こしてしまうというわけです。

また、例えば高温でトナー印刷されるレーザープリンターなどを通して印刷を行った紙素材は、すでに温度による強い干渉を受けているため、保存の際には特に気をつける必要があります。

【素材別】紙を劣化から守るには?紙選びのポイント

こういった劣化から紙媒体を守るには、どうすれば良いのでしょうか?

もちろん、適度な湿度状態を保つ空間に保存することができれば理想的です。クリアファイルやプロテクター付きのバインダーで紙を守るという方法も効果的といえるでしょう。

しかし、必ずしも紙の保存に適した空間をいつも用意できるとは限りませんし、ファイルやバインダーも大量に用意するとなるとかさばってしまったり、余計なコストがかかってしまったりといったデメリットも目立ちます。

こういった点を気にせずに、紙を長く綺麗に保存したいという方におすすめの方法は、温度や水分による干渉を受けづらい「劣化しづらい紙」を選んで使用する方法です。

和紙

劣化しづらい紙素材の代表的なものとして挙げられるのは和紙です。和紙の原料となる楮(こうぞ)などの植物繊維はパルプに比べて遥かに頑丈で強い繊維です。

くわえて、水分や熱に強く、劣化しづらいという点でも折り紙つきです。ただし、安価で大量に手に入る化学繊維を原料とした機械漉きの和紙などはその限りではないので、注意が必要です。

和紙の商品一覧|業務ペーパー

上質紙

100%パルプで作られた「上質紙」と呼ばれる紙も、変色しづらく、劣化に強いことで有名です。

同じパルプ原料の紙でも、原料に古紙等を含むリサイクル紙は「リグニン」と呼ばれる木材由来の着色成分を含んでいるため、日光などの強い光を浴びるとすぐに変色してしまいますが、その点、化学パルプ100%で作られた上質紙なら安心です。

「上質」という響きから、何だか高級なイメージを持ってしまう方もおられると思いますが、そんなことはありません。例えば、100均などで売られているコピー用紙なども上質紙でできたものが一般的です。

もちろん、上質紙にもランクがあり、高級なものを用意するとなるとそれなりの価格になりますが、コピー用紙などとして普段使いするものであれば、それほどコストはかかりません。

上質紙(しらおい)の商品一覧|業務ペーパー

コート紙

上質紙の表面に光沢コーティングが施された「コート紙」ならば、耐久性はさらに上です。コート紙は普通の紙と比べて、印刷の発色がよくなるという特徴を持っているので、写真やイラストに重点をおいた印刷物を作成する際にはこちらを選ぶことをオススメします。

コート紙(OKトップコート+)の商品一覧|業務ペーパー

その他

また、上記以外にも、防湿・保湿効果が施された紙素材ならば、保存環境に左右されず、長きに渡って綺麗なまま情報を残すことが可能です。

 

業務ペーパーでは、裏面ラミネータ処理による防湿・保湿効果のある紙製品、UVカット効果を施した紙製品を多数、お求めやすい価格で販売しております。熱にも強く、レーザープリンターで使用する印刷用紙としても自信を持っておすすめできます。

長きに渡り、綺麗なまま、安心して情報を保存できる・・・そんな信頼のおける力強い紙素材をお求めの際には、是非一度、弊社にご相談くださいませ。

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