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投稿日:2021.12.05

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コピー用紙には上質紙が最適?違いや印刷品質、価格

オフィスや学校をはじめとした様々な場所で使われるコピー用紙は、私達の生活になくてはならないものです。コピー用紙を「普通紙」と言い表したりもしますが、このような呼称からも、私達の生活にとってどれほどポピュラーな存在かが伺い知れます。

そんなコピー用紙ですが、この呼称はあくまでも「コピーに使うための紙」という用途をひとくくりに表した言葉に過ぎません。コピー用紙と一口に言っても、実は様々な種類の紙が使われています。

この記事では、コピー用紙として使われやすい紙素材、特に最も人気を集める「上質紙」にスポットライトを当てて、コスト面や選び方についてご説明します。

コピー用紙の特徴

コピー用紙はPPC用紙、普通紙といわれています。PPCは「Plain Paper Copier」の略で、「普通紙複写機」と訳されています。
普段、私達が何気なく使っているPPC用紙、いわゆるコピー用紙ですが、素材によって向き不向きが存在します。

コピー用紙に適した紙素材の条件として、まず外せないのはインクがのりやすいということです。紙の種類によって、黒いインクがのりやすかったり、写真やイラストを印刷した際に発色がよくなったりと、様々な特性があります。

また、コピー用紙は日常的に大量消費されるため、なるべく低コストの素材を選び、出費を抑えたいものです。作成したい紙製品の種類によっては、あえて高級な素材が選ばれることもありますが、普段使うコピー用紙としてならコストパフォーマンスを重視した紙選びをしても問題はないでしょう。

昨今は製紙技術の発達により、100円均一ショップで手軽に手に入るようなコピー用紙でも、とても綺麗な発色を実現してくれます。

レーザープリンターのコピー用紙

使っているプリンターの種類も、コピー用紙選びの際には注意したいものです。特に気をつけたいのが、トナー印刷を行うレーザープリンターの場合です。紙というものは高温や乾燥に弱い素材ですが、トナー印刷の際には高い温度を帯びることになります。

レーザープリンターで印刷を行う時は保湿効果やUVカット効果などの施された用紙を選ぶようにすれば、大事な資料を劣化させることなく、長期に渡って保存することができます。

コピー用紙には「上質紙」がオススメ!

以上、述べてきたような理由から、コピー用紙にはパルプを原料とするパルプ紙が使われやすいです。

パルプ紙は世界的に見て、最もポピュラーな紙素材と言えるものです。坪量64g/㎡の基準を中心とするオーソドックスなパルプ紙は機械による大量生産が一般的です。その上、製造からカット、梱包といった過程を一貫して製紙メーカーで行うため、一枚一枚の製造コストが安く、手頃な値段で手に入れることができます。

そんなパルプ紙ですが、大まかに分けて、古紙を中心とした素材が使われる再生パルプ紙と、100%パルプで作られたパルプ紙が存在します。この100%パルプで作られたパルプ紙のことを一般に「上質紙」と呼ぶのです。

「上質」という言葉には何だか高級な紙をイメージしますが、そんなことはありません。実際には、再生パルプ紙よりも低コストで大量に生産されるため、上質紙の方が割安になることがほとんどです。コピー用紙と原料自体はほぼ同じですが、印刷がきれいに仕上がるよう表面処理が施され、表面平滑が良く少しツルツルしています。

上質紙の身近な例をあげますと、100均などで売られているオーソドックスなコピー用紙もほとんどが上質紙に分類されるものです。

上質紙の特徴、印刷適性

一般的な上質紙は鉛筆やサインペン、ボールペンなどで書いた場合にインキののりがよく、乾きやすいです。その筆記性の高さからノートなどにもよく使われています。

上質紙をコピー用紙として使用する場合は上記のような理由から、文字が主体となる資料の作成に向いています。小説をはじめとする書籍や、白黒カラーの漫画本などの本文にもこの上質紙が使われています。

上質紙は複合機(レーザープリンター)の高性能化もありPPC用紙と同等~それ以上の印刷品質に仕上がります。また、同じ品質で厚さのラインナップが豊富(52.3g/㎡~209.3g/㎡)です。大きな原紙から希望のサイズ、希望の厚さ等、ニーズに合わせたプロ志向の商品に最適の用紙といえます。

上質紙(しらおい)の商品一覧

カラー印刷に適したコート紙

上質紙はその反面、カラーインクが乗りづらく、カラー写真やイラストを印刷した場合にくすんだ仕上がりになってしまうというデメリットを持っています。そんな場合は、上質紙の上にカラーインクの乗りやすくなる白色顔料を塗布した「コート紙」がオススメです。

コート紙は表面が光沢を持ち、触るとつるつるしています。雑誌の表紙やカラーページ、広告チラシなどに使われている紙を想像していただければと思います。

コート紙は上質紙に比べると若干割高になりやすいですが、鮮やかな色彩を美しく表現してくれるため、写真などがたくさん入った紙製品の制作のへの採用をオススメします。

コート紙(OKトップコート+)の商品一覧

高級感を演出するマットコート紙、しっとりとした質感が特徴

光沢を抑えた「マットコート紙」の使用をオススメします。

紙の表面にコーティングが施されており、印刷物の発色が美しくなるという点はコート紙と同じですが、光沢が抑えられているため、見る人にしっとりと落ち着いた印象を与えます。また、光沢が少ないために光を反射しづらく、文字が読みとりやすいメリットもあります。

文字とカラー図版とをバランスよく見せたい印刷物にも、マットコート紙は選ばれやすい素材です。

マットコート紙(ニューVマット)の商品一覧

以上、ご紹介した例のほかにも、上質紙をベースにしたコピー用紙には数多の種類が存在します。

業務ペーパーでは、お客様のご要望に沿うような、様々な厚さ、コスト帯の用紙をご用意しております。お客様の求める質感を演出する、ワンランク上の素材を手頃なお値段でご奉仕できると自負しております。

普段遣いのコピー用紙から、こだわりの質感まで。紙製品をご入用の際には、是非一度、弊社サイトを御覧くださいませ。

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