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投稿日:2023.03.08

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アラベールとヴァンヌーボの6つの違い~印刷適性、質感、価格など~

「アラベール」と「ヴァンヌーボ」は、ともに株式会社竹尾から販売されているファインペーパーです。
どちらもデザイン業界を中心に非常に高い人気を誇る紙で、ファインペーパーの中では双璧といっていい存在感を放ちます。

ただ、この2つはよく似たイメージを持った紙であるため、紙選びをややこしくしてしまっている感があるのも否めません。

そこで今回は、アラベールとヴァンヌーボの違いについて詳しく解説させていただきます。
アラベールとヴァンヌーボ、どちらを選べば良いか迷っておられる方はもちろん、一度アラベールを使ってみたいとお考えのヴァンヌーボユーザー、またはその逆のアラベールユーザーの方にとって、ご参考になれば幸いです。

アラベール 商品一覧|業務ペーパー

ヴァンヌーボ 商品一覧|業務ペーパー

アラベールとヴァンヌーボはどこが似ている?

アラベール(ウルトラホワイト)

ヴァンヌーボV-FS

アラベールとヴァンヌーボは、ともに高い人気があり、用途やイメージも非常に近いです。
そのため、アラベールについて調べているうちにヴァンヌーボに行き当たった、またはその逆の経験を持つ方が多くおられるのではないかと思います。

この2つの紙がなぜセットのようにして考えられているかというと、同じ会社から開発された、同じような特徴を持つ紙だからです。
どちらも印刷適性の高さと紙そのものの持つ豊かな質感の両立をコンセプトとして開発された高級紙であり、誕生時期もアラベールは1989年、ヴァンヌーボは1994年と近いものがあります。

【参考記事】
アラベールとは?用途や種類、厚さ、価格を詳しく解説

ヴァンヌーボとは?用途や種類、価格とアラベールとの違い

 

アラベールとヴァンヌーボはどこが違う?

そんなアラベールとヴァンヌーボ、違いはどこにあるのでしょうか?

最大の違いはズバリ、表面塗工の有無です。
アラベールは
表面に塗工処理をしていない非塗工紙ですが、ヴァンヌーボは控えめとはいえ表面に塗工処理のなされた微塗工紙になります。この塗工・非塗工の違いによって、次に紹介する6つの違いのような微妙な差、個性が生まれます。

 

【違いその1】カラー印刷の仕上がり

アラベールに印刷されたものとヴァンヌーボに印刷されたものを並べてみると、やはり明確な違いがあります。

アラベール

アラベールは少々くすんだような色合いに見えますが、実際に手にとってみると光沢をおさえた上品な仕上がりが感じられると思います。

ヴァンヌーボ

ヴァンヌーボは表面塗工がなされている分、印刷の仕上がりがよりツヤっぽく鮮やかに見えます。

一般に印刷適性はヴァンヌーボの方が高いとされていますが、印刷物によってはアラベールのナチュラルな感じがよりフィットすることもあります。双方高い印刷適性を持つことには変わりないので、作りたい印刷物や好みによってどちらを選べば良いかは変わってきます。

 

【違いその2】表面の質感

アラベール

表面塗工がなされていない分、手触りはアラベールの方がより紙らしくさらさらとしています。

ヴァンヌーボ

ヴァンヌーボも十分に心地よい手触りが感じられますが、アラベールに比べるとつるつると滑らかで、紙の持つ魅力的な質感からは若干離れます。

ただ、後述しますがヴァンヌーボには表面塗工の具合によってさまざまな種類が存在しており、中には表面の手触りのよさに重点を置いて開発された商品もあります。

 

【違いその3】筆記性

アラベール

表面塗工がないアラベールは筆記性が非常に高いです。
鉛筆でもボールペンでもマジックペンでも、ノートに書くようにさらさらと書けます。
メッセージカードをはじめとした筆記性を求められる印刷物にはアラベールの方がより適しているといえるでしょう。

ヴァンヌーボ

ヴァンヌーボも一般的なコート紙などに比べると高い筆記性を持ちますが、微塗工紙である特性のためアラベールに一歩劣ります。

 

【違いその4】種類

アラベールに比べてヴァンヌーボは種類が豊富です。

アラベール

アラベールはアラベール-FS1種類が販売されています。

ヴァンヌーボ

ヴァンヌーボは基本にあたるヴァンヌーボV-FSをはじめとしてヴァンヌーボVG-FS、ヴァンヌーボVM-FS、ヴァンヌーボスムース-FS、ヴァンヌーボF-FSの計5種が販売されています。
ちなみに、うしろについている「-FS」はFSC®森林認証紙であることを指しています。

それぞれ、表面塗工の具合によって印刷の鮮やかさと手触りの心地よさのバランスが調整されています。
慣れないうちはややこしく感じてしまいますが、こういった細かい点からユーザーのニーズに応えてくれる点もヴァンヌーボの人気を後押ししています。

ヴァンヌーボ5種類の質感を比較してみました【高級紙】

【違いその5】カラーバリエーション

アラベール

カラーバリエーションはアラベールの方が豊富です。
アラベールはホワイト系ならウルトラホワイト、スノーホワイト、ホワイト、ナチュラルの4色があります。色系にはアッシュグレー、オータムリーブ、スレートブルー、セージグリーン、プリムローズの5色が存在します。

色の選択に重点を置くなら、アラベールの方が自由度は高いと言えるでしょう。

ヴァンヌーボ

ヴァンヌーボはスノーホワイト、ホワイト、ナチュラルのホワイト系3色の展開です。

 

【違いその6】価格

最後に、両者の価格の違いについて触れておきます。

アラベール、ヴァンヌーボともに高級紙として扱われている紙ですが、価格はヴァンヌーボの方が少々高めです。竹尾の公式サイトをみるとヴァンヌーボV-FSの価格指標を「1」とした場合、アラベール-FSは「0.8」ほどで販売されています。 

コストカットを目的としてアラベールを使うのも良いですが、やはり高級紙なので値はそれなりにはります。(例として、人気の高いアラベール110kgならA4サイズ1枚30円~40円ほどします)

仕上げ目:横目
色一覧はこちら
全紙サイズ788 x 1091mmから必要なサイズに断裁致します。
<ご注意>紙目を指定されないお客様は、短辺×長辺の入力を入れ替えて価格をご確認下さい
短辺788mm
長辺1091mm
仕上げ目:横目
数量:
※1枚から指定可 ※表示されている数量はお買い得な既定数です。 数量をマイナスにされた場合一定数までは、元の規定数の価格より高くなる場合がございます。
短辺mm
88〜788mm
x
長辺mm
88〜1091mm
※88 × 88mm未満の場合、お問い合わせください。
※1枚から指定可 ※表示されている数量はお買い得な既定数です。 数量をマイナスにされた場合一定数までは、元の規定数の価格より高くなる場合がございます。
3,872円(税込)
仕上げ目:横目
全紙サイズ636 x 939mmから必要なサイズに断裁致します。
<ご注意>紙目を指定されないお客様は、短辺×長辺の入力を入れ替えて価格をご確認下さい
短辺636mm
長辺939mm
仕上げ目:横目
数量:
※1枚から指定可 ※表示されている数量はお買い得な既定数です。 数量をマイナスにされた場合一定数までは、元の規定数の価格より高くなる場合がございます。
短辺mm
88〜636mm
x
長辺mm
88〜939mm
※88 × 88mm未満の場合、お問い合わせください。
※1枚から指定可 ※表示されている数量はお買い得な既定数です。 数量をマイナスにされた場合一定数までは、元の規定数の価格より高くなる場合がございます。
3,333円(税込)

性質上、場所を選ばず何枚も使うような紙ではないので、やはりコスト面よりもまずは用途や好みを第一にして選ぶのが良いのではないでしょうか。時間に余裕があるなら、実際に店舗で違いを見比べたり、販売サイトなどを通してサンプルを取り寄せてみるのも良いですね。


以上、アラベールとヴァンヌーボの違いについてご紹介させていただきました。

非塗工紙、微塗工紙といった違いはあるものの、どちらもハイクオリティな高級紙である点には変わりないので、どんな印刷物に使用しても高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

種類やカラーバリエーションが多い点は少々ややこしいかもしれませんが、迷ったならまずはスタンダードなヴァンヌーボV-FSを、カラーはヴァンヌーボ、アラベール問わずまずは「スノーホワイト」「ホワイト」あたりを選んでみることをおすすめします。

業務ペーパーでも、アラベール、ヴァンヌーボの販売はもちろん、サンプルのお取り寄せ等にもご対応させていただいておりますので、是非ご活用ください。

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